『ひとりぼっちの〇〇生活』はカツヲ先生による、一人の女子中学生が小学校時代の親友との約束を守るため、そして約束を果たすためにクラス全員と友達になることを目指す学園マンガです。
2013年から「コミック電撃だいおうじ」で連載が開始され現在(2019年)も連載しており、アニメ化もされました。
今回は『ひとりぼっちの〇〇生活』の魅力をお伝えしたいと思います!
『ひとりぼっちの〇〇生活』のあらすじを紹介!
主人公は一里(ひとり)ぼっちは幼馴染の八原(やわら)かいと中学生になる際にとある約束をします。
それが「卒業するまでにクラス全員と友達になる」ことでした。
元々人見知りが激しく八原かい以外の友人がいない一里ぼっちにとってはとても難易度の高い約束でした。
そんな一里ぼっちと別々の中学校に進学することになった八原かいは何とかして一里ぼっちに自分の力で友人を作ってほしいと思いクラス全員と友達になるまでは【絶交】と宣言までしてしまいました。
肝心の一里ぼっちは優しくてまじめで頭が良い一方で極度の人見知りで超が付くほどのネガティブ。人前で自己紹介をするだけでもパニックになり吐いてしまうほどこんな調子で友達なんてつくれるのか、もう二度と親友の八原かいと仲直りできないのではないかと不安に押しつぶされそうになったとき一人の少女砂尾なこが話しかけてきてくれます。
初めて人から声をかけられた一里ぼっちは舞い上がります。一里ぼっちは咳き込む砂尾なこの身を案じて温かい喉に良い飲み物を買ってきますが「パシリになりたいなら他当たってくれ」と一度拒絶されてしまいます。
下校時刻になり砂尾なこ以外とは話すことができなかった一里ぼっちは落ち込んで一人で下校しようとしますが雨が降っていることに気が付きます。
砂尾なこも雨には気が付きますが傘を忘れてしまった様子。一里ぼっちは風邪をひいている砂尾なこのこと心配し、考えて自分が持っている傘を差しだします。
砂尾なこから声をかけられるも一度拒絶されていることが傷となってしまっているため言葉を交わすこともせずにただ一方的に自分はパシリになりたいから傘を渡すわけではないと自分の思いだけを伝えて雨の降る外へと駆け出してしまいます。
砂尾なこから逃げた自分を自己嫌悪しながらひたすら走ります。もう二度と砂尾なこには話がかけられない友達になれないと。
果たして一里ぼっちはクラス全員と友達になれるのでしょうか!?
『ひとりぼっちの〇〇生活』の登場人物も魅力的!
『ひとりぼっちの〇〇生活』の登場人物はみんな個性的な名前を持ち、その名前に負けないような行動をしています。
筆者自身が特に好きなのは本庄(ほんしょう)アルちゃんです。
勝気な性格で完璧を目指し中学デビューを画策していて、テニス部に所属しているポニーテールとシュシュがチャームポイントの女の子。
テニス部に所属はしているものの別にテニスが好きという訳でもなく部活をサボることも何度か。。。
一里ぼっちの二番目の友達の本庄アルですが、一里ぼっちが友達との悩みを抱えているときに声をかけてきてくれた優しい子です。
本人はとっても頑張っていて完璧な女の子になるために常に笑顔を浮かべ、落ち込んでいる生徒がいれば率先してフォローしてくれるとてもいい子です(表面的には)。
しかし、実は本庄アルは超が付くほどの残念な女の子なのでした。
本庄アルの失敗エピソードは尽きることがなく、ハンガーを服に通していることを気が付かないまま学校に来てしまったり、一人で勘違いをして暴走していたり、ランドセルを背負って登校してきたり、それを取り繕うと本庄ミエルという架空の妹を演じたり。。。と、本当に残念かわいい女の子です。
砂尾なこが「残念」とからかうと「誰が残念かー!」と大声を上げ人間魚雷のような見事な水平飛びで突っ込みをいれます。
一里ぼっち達と一緒にいるときは着飾らなくてもよい場所と本庄アル自体も思っていて、ある意味学校内で唯一気を張らなくてもよい特別な場所、特別な存在になっているところが見ていてわかります。
ちなみに彼女には自作のテーマソングがあり「まけるなアルかがやけアル」と口ずさんでいることが多くあります。
また、本人はその完璧な女の子になるためにクラス委員長になりたいと立候補するのですがとても強力なライバルがいるためいつも副委員長となってしまいます。
本庄アル自身はそれでも負けじと世界の副委員長として今日も生徒たちのために学校中を奔走します。
『ひとりぼっちの〇〇生活』で登場するガンバル妖精とは?
『ひとりぼっちの〇〇生活』の中にはとある妖精が登場します。
それがガンバル妖精です。
このガンバル妖精は八原かいが一里ぼっちと絶交した際に約束を果たせるように頑張れ!という思いでプレゼントしたかなり重要なアイテムになります。
また、作中ではこのガンバル妖精は女児向けアニメのマスコットキャラクターとしての立ち位置だとわかるセリフなどが登場します。
このガンバル妖精は時として一里ぼっちの心の支えとなり、何かを決意した際の背中を押してくれる原動力の源となっています。
さて、みなさんは妖精と聞くとどんなビジュアルを想像しますでしょうか?
一般的にはティンカーベルのような小さな女の子に蝶々のような羽が生えているのを想像するのではないでしょうか?
ですがこのガンバル妖精はそんな可愛いものではありません。
上半身が裸で黒いスパッツのようなものをはいた中年のおじさんです。しかも背中に天使の羽のような純白の羽がついていたりします。
正直インパクト強めのビジュアルしています。
なんでこのキャラクターがそんなに人気なのかわかりませんが今も昔も女の子の「かわいい」ものの基準がよくわからないのでこれはこれでありなのかもしれません。
アニメ版ともなるとさらにガンバル妖精の主張は激しくなりますが、それと同時にいかにガンバル妖精が一里ぼっちの心の支えとなっているかがわかります。
オープニングからガンバル妖精は引っ張りだこで、登場人物がガンバル妖精の背中に乗って空を飛んでいるシーンを見たときはかなり笑いました。
八原かいと一里ぼっちがガンバル妖精を空高く掲げて自分の決意を表明したりするシーンは何とも言えぬ感動がありました。
そしてそのことから二人の仲の良さや、相手のことをどれだけ大事に思っているのか。友情ってやっぱりいいなと素直にそう思わせてくれるシーンだったと思います。
総合的に見てガンバル妖精って実はかわいいのでは?と思えて来たらガンバル妖精の魔法にかかっていると思って大丈夫だと思います!
まとめ
いかがでしたか? 『ひとりぼっちの〇〇生活』という作品の魅力が伝わりましたでしょうか?
アニメ版も非常に出来が良く登場人物ひとりひとりの表情が豊かでぽわぽわと幸せな気持ちになれる作品だと思います。
何よりも主人公である一里ぼっちが健気で頑張り屋さんでとても可愛らしくその一里ぼっちを支える友達たち、そして絶交したことで一里ぼっちに嫌われてしまったのではないかと心配する八原かいと中学進学後初めて会った時の感動的なシーンは何度見ても「よかったね」という気持ちがあふれてしまいます!
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